英語は私たちの母国語ではありませんから、いつのまにか自然につかえるようにはなりません。よく、「英語をシャワーのようにひたすら浴びるといい」というアドバイスを耳にしますが、感覚だけに頼るには限界があります。私たちの講座にも海外在住経験のある方が多くいらっしゃいますが、TOEICなどの資格試験を受けてみると意外とスコアが出ないことが多い、そのような方は感覚に頼りすぎているようです。
では感覚に頼らず、ネイティブのような「目」を手に入れるにはどうすればいいのか？それには、英語の構造を体系的、かつシンプルに理解することが不可欠です。
本書の中で繰り返し述べられるていることですが、英語の読み方には「意味」でとらえる読み方と、「カタチ」でとらえる読み方の2通りがあります。どちらも重要なのですが、英語を正確に理解するためには、ぜひとも「カタチ」にこだわっていく必要があるのです。
そこで本書では、英文を名詞・形容詞・副詞という３つの品詞のかたまり（ユニット）を核としてとらえる「ユニットリーディング」という独自のメソッドを取り入れています。このメソッドでおそらくみなさんが断片的に知っているであろう文法を基礎からシンプルに組み立て直します。このように英語をとらえなおすことで「点」の知識が「線」となり、やがて立体的な「ネイティブ・アイ」の世界が見えてきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弊社書「英文法ネイティブ・アイ」ジャパンタイムズ社

　
カタチにこだわって和訳　発想の転換をしよう
TOEIC®テストの多くの部分は英文を読むテストになっています。英語を早く読む、理解する。これを攻略しないと高得点は望めません。そこで「英文法ネイティブ・アイ」で英語のカタチに注目して読解力をつけます。
課題は。。　「どうやったら読めるようになるの？すぐ分かるの？」　です。

ほとんどのTOEIC講座の先生は「多読」を勧めますが、もちろん大切です。でもどれくらい読んだらいいの？時間が限られている、そもそも読めない等いろいろと不安を聞きます。
トランスワールドの22年余りの歴史でも試行錯誤を繰り返してきましたが、この数年爆発的に成果を出している方法は、
「カタチにこだわる和訳」です。
「えっ？」和訳って邪道だし、TOEICは訳しているひまないし、、そもそも和訳してという問題もないし、、　その通りです。
でも読むのが弱い方のほとんどが「実をいうと訳せない人です」。
「英文の意味を正確に言ってください。」と聞くと結構意味不明な日本語になって却って来ることがあります。
つまり書かれてあることがそういう方がたは本当はわかっていないのです。
これはなぜか？英語の構造に重きを置かずに感覚で英語を見ているのであやふやなのです。特に長い英文になると自分の理解したいように訳すので実際書かれてあることと違う場合があります。これでは正答は探せないのです。

和訳ー（構造を理解して）ができるようになると理解が正しく進むので、一時停止・戻り読みが少なくなります。こうすることで今までぼんやりしていた意味がクリアになり自信をもって英語を読むことができます。読解スピードも当然速くなります。
あとは「語彙力」をつければどんな文章でも読めるようになります